住宅金融支援機構, 住宅ローンあれこれ 12月 26th, 2010
住宅金融支援機構は、このほど「平成22年度民間住宅ローン借換の実態調査」を発表した。
これは、現在民間住宅ローン借り入れがあり、2009年11月~2010年10月に借換をした方を対象として借換による住宅ローンの金利タイプの変化、借換理由などの事項について、インターネットによるアンケート調査を実施(10/19~11/1)し、その結果を取りまとめたものである。回答数は974件。機構のウェブによると平成19年度からの調査結果が掲載されている。

グラフは、調査対象974件の借換前と借換後の金利タイプを見たものである。
借換前の金利タイプは554件(56.9%)が全期間固定型、285件(29.3%)が固定期間選択型(3年、5年、10年、その他の区分明細あり)、135件(13.9%)が変動型であった。
借換後は、445件(45.7%)が変動型、368件(37.8%)が固定期間選択型となり、全期間固定型は161件(16.5%)となった。変動型金利を選択した人が約半分近くを占める状況は、当分低金利が継続するとのヨミがあったからなのだろうか。
なぜ、住宅ローンの借り換えをするのか?その答えはシンプルである。下のグラフが如実に示している。

借換の結果、金利が(以前より)低くなるからであり、(その結果)返済額が(以前より)少なくなり負担が軽くなるから行うのであるというものです。この理由、借換をするのだから当然のように思われるのだが、実はこの調査の理由として項目立てとなったのは今回からである(21年調査まではこの2項目はなかった)。
以下、更に詳しくは、こちらを参照。
ソニー銀行, 今月の住宅ローン金利 12月 16th, 2010
ソニー銀行の2011年1月適用の住宅ローン金利が公表されました(下表)。

変動金利のみ据え置きで(2010年10月以来4カ月同水準となります)となったほかはすべて0.136%(固定2年もの)~0.320%(同7年もの)引き上げとなりました。12月の引き上げに続いて2カ月連続(固定2年もの除く)です。
金利引き上げの背景となったスワップ金利の動向は、下図の通りです。

このうち変動金利型に次いで人気の高い固定期間10年もののスワップ金利とローン金利の動向を見たのが下図となります。

長野県の住宅ローン金利 12月 15th, 2010
長野県内で住宅ローンを借りる場合、どこの銀行の、どの住宅ローンが金利が最も低く、金利負担が軽く済むのか、を調査しているものの2010年12月版(金利水準のみの比較です)。

11月版の報告を漏らしてしまいましたので前月比の動きを表すことができません(お詫び)。が、変動金利型商品については、以下のような状況にあることを指摘しておきたいと思います。
1.変動金利型住宅ローンの優遇金利水準0.975%(=短P-0.5%)は、全国の494金融機関レベルで見ても6番目に低い水準。因みに、トップ(最低)は0.825%で桐生信金です。
2.0.975%水準を適用している金融機関は、表中の8行を含めて21行あります。地域別にみると、最多は長野県の6行、奈良県3行、岐阜県・三重県・愛知県・大阪府各2行。長野県が際立っています。
3.長野県での低金利競争の仕掛けは、地元の雄八十二銀行でしょうか。振り返ってみたいと思います。
筆者の調査では、2010年8月から八十二銀行は0.975%(7月1.025%、▲0.050%))に引き下げとなりました。9月には長野県信組が0.975%を打ち出し追随した格好になりました。10月は2信金(松本、諏訪の両信金)が0.975%適用に参入です。11月アルプス中央信金が参戦(?)し、12月長野銀行が適用し出したという流れです。
同県には地元系金融機関ということでは上田信金と長野県労働金庫があります。上田は独自路線を、労金は変動金利1.100%です。
4.長野県の変動金利型住宅ローンの低金利競争は、結果的には八十二銀行が仕掛け人のようですが、その背景には隣の群馬県の金融機関の動向の存在があったのかもしれません。特に、群馬銀行は、2009年10月以降1.025%という低い水準をいち早く打ち出し、当時後発ネット銀行として超積極的に住宅ローン債権の積み増しを図っていた住信SBIネット銀行と競うように長野県下での変動金利のトップの座を争っていました。そして、2010年7月同行は、0.975%を適用し出しました。
話題は逸れますが、群馬の雄・群馬銀行が低金利提示で頑張るのを迎え撃つ信金勢は、それを上回る局地戦を挑もうとしているのかどうか、桐生信金の0.825%(全国最低)が現れたりしています。
5.このように見てくると、長野県の住宅ローン争奪戦は、全国的にみても激戦地区と言えそうです。住宅金融支援機構などの調査によると変動金利型商品を選択する借入人が依然として半数近くを占める状況の中にあって、この先基準金利が引き上げになった時への備えは万全なのでしょうか。
大変気掛かりではあります。
金利ランキング全国調査結果 12月 9th, 2010
当出芽毎月実施hしている「今月の住宅ローン金利最低はどこか?」の12月版。主宰が住宅ローンアドバイザー登録している財団法人住宅金融普及協会の住宅ローン金利検索機能を活用して定例実施している。全国金融機関(●機関)の全住宅ローン商品延べ18●を対象として、適用金利ベース(引き下げプラン適用後)の最低金利提示行(金利負担が最も少ない)と最高金利提示行(金利負担が最も重い)、標準金利ベース(店頭表示金利=引き下げ適用前)の最低と最高を一覧したものが下表です。

主宰の独り言 12月 2nd, 2010
住信SBIネット銀行とソニー銀行の12月のローン金利は、ソニー銀行が引き上げたのに対して、住信SBIネットは据え置きとなりました。

都銀4行の動向, 基準金利の動向, 今月の住宅ローン金利 12月 1st, 2010
12月の住宅ローン金利は、下表のように引き上げとなりました。

各行の引き下げ措置を受けての適用金利は、以下のとおりとなっています。

ところで、引き上げとなった長期金利の推移は、以下の通りでした。

12月は、2カ月ぶりの引き上げとなりましたが、基準金利的にはちょうど2か月前の水準近くにありました。今後の動きが要注目です。