ソニー銀行の2010年7月適用の住宅ローン金利が発表された。
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7月は、変動金利と固定20年ものが6月水準維持の横這いのほかは全て引き下げである。引き下げ幅は、最少は固定20年超のー0.004%~最大は固定7年もののー0.071%である。引き続き、▲0.9%の引き下げプランの適用があるので借り入れて実際に適用となる金利水準は基準金利ー0.900%となる。

前6月は掲載を怠り、前々5月はPCの不具合から十分な報告でなかった。改めてお詫びをするとともに、それらも含めて以下今回の報告とすることにしたい。

7月引き下げとなったのは、この一ヶ月間の参考基準金利としているスワップレートの低落である。変動幅を前提とすると、変動金利が据え置きとなったのは已むなしと思われるも、固定20年ものが据え置きは、変動幅から見るとやや意外ではある。
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この結果、ソニー銀行の開闢以来の住宅ローン金利の推移は、下図のようになった。
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最近の金利ダウントレンドが顕著なようである。最近の動きを見てみることにする(下図)。
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対1年前比、対半年前比では、①SWAPは期間の短いものほど下げが大きく、期間の長いものは下げが小さい(半年前には上げを見せていた)、②ソニー銀行の住宅ローン金利は、期間の短いものの下げは勿論のこと、長いものも下げており、上表の期間比較では参考基準金利の下げ幅以上の対応をしていたようであり、”Be fair”を経営のかなめに据えた面目躍如といったところである。

下図は、2008年9月のリーマンショック以降の動きを見たものである。SWAP(左)は、2008年8月14日を1として指数をプロットした。ソニー銀行(右)は、2008年9月基準金利を1として同様に指数をプロットした。これによるとSWAPの動きは、全体的に下げトレンドにある。期間の短いものほど下げがきつく、長いものほど下げが緩い。ソニーは、2010年1月の時のように基準月を上回ったときもある位で、全体としては下げてはいるが精々一割前後の下げにとどまっている。
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ところでネットバンクの後発で超積極経営で驀進する住信SBIネットバンクは、別の機会に詳述するが、今年1月以降月により金利据え置きがあったりしてやや下方硬直的になってきているのではないかと見ている。ソニーにもその兆候的なものを感じなくはないが、住宅ローンのように超長期期間の融資を扱う銀行にとって、現在の金利水準がコストを賄えるギリギリの低位にあるものとみられ、今後仮に金利が下がっても下げられない対応をせざるをえなくなるのではないか、そんな慎重な見方をし始めてきている。

この視点に立てばフラット35の金利動向に注目である。現在の長期金利水準を前提にすると来月も下げが予想される。既に、フラット35の金利が最低にあり、経済対策効果を享受すると住宅ローン全商品の中でも総返済負担額が最も少なくて済む商品に化けている。ネットバンク2行の強力な競合商品になった。今後の展開に要注目であると同時に、住宅ローンを借り入れる場合の情報収集が一段と重要になってくる。