当室が毎月実施している「今月の住宅ローン金利の最低はどこか?」の9月版。主宰が住宅ローンアドバイザー登録している財団法人住宅金融普及協会の住宅ローン金利検索機能を活用して定例実施している。全国金融機関(500機関)の全住宅ローン商品延べ1816を対象として、適用金利ベース(引き下げプラン適用後)の最低金利提示行(金利負担が最も軽い)と最高金利提示行(金利負担が最も重い)、標準金利ベース(=店頭表示金利=引き下げプラン適用前)の最低と最高を一覧したものが下表である(黄色のシャドー掛け箇所は、前8月比変動箇所を示している)。
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9月の住宅ローン金利は、全体的に一段と引き下げられました。長期金利の動きだけを見ると、改定直前では大した下げにはなっていなかった。フラット35の金利改定がMBSの発行利率決定時点との絡みで”底”に近いタイミングで決まった。結果、それに引き寄せられる形で業界内競争上下げざるを得なかったというのが実態ではないかと見ています。

因って、9月資金借入者には絶好の下げタイミングになったと言えるでしょう(先読みは適切ではないでしょうが、現状のまま月末を迎えると来月は”引き上げ”が確実な情勢で推移しています)。このあたりの基準金利の動向分析は、こちらに詳しく触れています。

今般下げの言わば底的局面での水準の内、1%未満金利が目立ったのも今月です。変動金利型では前月最低の京都銀行0.875%は今月2位に下がり代わって桐生信金が0.825%が最低となりました。ここでは1%未満金融機関がこの2機関を含めて16機関ありました。

引き下げ後適用金利が全体の中で最低となった固定期間選択型3年ものでは半田信金が0.70%適用を打ち出し(8月は帯広信金の0.80%)ました。ここでは他に0.80%が5機関、0.90%が12機関、0.95%が14機関と計32機関が1%未満金利を提示しました(史上初の出来事ではないでしょうか)。

一段と引き下げられた9月の住宅ローン金利ですが、やはり主役はフラット35と言えるでしょう。再三指摘しておりますが、目下最低水準にありながら、政策的な後押しを受けて民間住宅ローンの追随を許さない商品的な強さになっています。この強さいつまでも続くとは思いませんが(緊急経済対策の1%引き下げは延長が検討されていますが、金利が反転し始めた場合の上げは下げ以上に反映度が鮮明になるのかと見ているということです)、このタイミングでフラット35を借り入れた人は幸運でした。あおはしっかりと返済に努めてください、と申し上げておきます。