2010年12月・長野県の住宅ローン金利
長野県の住宅ローン金利 12月 15th, 2010長野県内で住宅ローンを借りる場合、どこの銀行の、どの住宅ローンが金利が最も低く、金利負担が軽く済むのか、を調査しているものの2010年12月版(金利水準のみの比較です)。

11月版の報告を漏らしてしまいましたので前月比の動きを表すことができません(お詫び)。が、変動金利型商品については、以下のような状況にあることを指摘しておきたいと思います。
1.変動金利型住宅ローンの優遇金利水準0.975%(=短P-0.5%)は、全国の494金融機関レベルで見ても6番目に低い水準。因みに、トップ(最低)は0.825%で桐生信金です。
2.0.975%水準を適用している金融機関は、表中の8行を含めて21行あります。地域別にみると、最多は長野県の6行、奈良県3行、岐阜県・三重県・愛知県・大阪府各2行。長野県が際立っています。
3.長野県での低金利競争の仕掛けは、地元の雄八十二銀行でしょうか。振り返ってみたいと思います。
筆者の調査では、2010年8月から八十二銀行は0.975%(7月1.025%、▲0.050%))に引き下げとなりました。9月には長野県信組が0.975%を打ち出し追随した格好になりました。10月は2信金(松本、諏訪の両信金)が0.975%適用に参入です。11月アルプス中央信金が参戦(?)し、12月長野銀行が適用し出したという流れです。
同県には地元系金融機関ということでは上田信金と長野県労働金庫があります。上田は独自路線を、労金は変動金利1.100%です。
4.長野県の変動金利型住宅ローンの低金利競争は、結果的には八十二銀行が仕掛け人のようですが、その背景には隣の群馬県の金融機関の動向の存在があったのかもしれません。特に、群馬銀行は、2009年10月以降1.025%という低い水準をいち早く打ち出し、当時後発ネット銀行として超積極的に住宅ローン債権の積み増しを図っていた住信SBIネット銀行と競うように長野県下での変動金利のトップの座を争っていました。そして、2010年7月同行は、0.975%を適用し出しました。
話題は逸れますが、群馬の雄・群馬銀行が低金利提示で頑張るのを迎え撃つ信金勢は、それを上回る局地戦を挑もうとしているのかどうか、桐生信金の0.825%(全国最低)が現れたりしています。
5.このように見てくると、長野県の住宅ローン争奪戦は、全国的にみても激戦地区と言えそうです。住宅金融支援機構などの調査によると変動金利型商品を選択する借入人が依然として半数近くを占める状況の中にあって、この先基準金利が引き上げになった時への備えは万全なのでしょうか。
大変気掛かりではあります。


