~株式会社エフスタイル軽井沢。パイン家具、ソファ、ホーロー、住宅ローンソリューションズのご提案~

軽井沢日記TOP » 28. 10月 2008
2008/10/28 火曜日 at 9:13:36

前回、労働金庫の住宅ローン商品は、借り手側からみるとわかりやすくていい。商品群の構成と内容からは、労金の企業としての懐の深さ(経営体力の強さ)を感じる、と触れました。下表は、<中央ろうきん>の10月適用金利表です。これを見るとその懐の深さを一層感じます。
roukin-kinri-20081023.JPG
金利表を一覧すると労金の金利(優遇措置適用後の最優遇金利水準)が相当低い水準にあるなと感じます(例えば、変動もの標準2.875%ものは大手銀行は優遇措置適用後1.875%で並んでいますが、労金は何と1.175%です)。
主宰が住宅ローンアドバイザー登録している(財)住宅金融普及協会が開発した全国全金融機関の住宅ローン金利表から中央ろうきんの金利水準がどの程度なのか調査してみました。

結果は、下表のとおりです。
roukin-suijyun-20081023.JPG
対象延べ件数は1134件です。その中での順位を示したのが右端欄です。変動金利型が全金融機関中最低の水準であるほか、固定金利選択型ともトップクラスにあるなど驚異的な低金利水準にあるのです。十分な金利競争力を有している存在です。この調査で分かったのですが、低金利の上位には信金や信組、地方銀行といった営業テリトリーが比較的狭い地場金融機関が目につくのですが、中央ろうきんのように首都圏一都7県をカバーするような先が上位に来るのは目立つ存在と言えます。

恐るべし!<中央ろうきん>といったところです。

中央ろうきんの適用金利が低いのはなぜか?この疑問を解明したいと思います。標準金利(大手銀行などは店頭表示金利等と呼称しているもの)は他社と比較して目立って高いとはいえずまた目立って低い水準とも思いません。いわば平均的かやや下といったところでしょうか。どうやら優遇措置にその原因があるようです。下表を見てください。
roukin-yugusochi-20081023.JPG
金利優遇タイプ別に先ず1.45%と1.15%の優遇措置が取れます。これに加えてすまいる優遇0.10%と会員優遇0.15%が上乗せされます。通計すると当初期間優遇型の場合で最大1.70%、全期間優遇型の場合で同じく1.40%の優遇が受けられることになっています。この優遇措置適用幅は、大手銀行ではみずほの5年、10年、三菱東京UFJの20年などと同水準であり、ネット銀行では優遇幅の大きな住信SBIネットを10年までは上回り、20年では下回るなどといった水準にあり、総じて突出して優遇幅が大きいというわけでもなさそうです。
では中央ろうきんの優遇措置適用後の金利水準が我が国住宅ローン取扱金融機関の中でトップクラスにある要因は何か?その答えは、次のとおりです。

(他金融機関の店頭金利水準よりやや低い水準に設定された標準金利) ー (手厚い優遇措置が講じられている他社と遜色ない水準の優遇幅設定) = (住宅ローン取扱機関の中でトップクラスの低い適用金利水準)

懐の深い<中央ろうきん>です。

住宅ローン借入検討する立場から見れば、このように金利面で十分な競争力を確保している訳ですから積極的に利用しない手はないでしょう。しかし、私たちにとって労働金庫の存在は、銀行など比較すると少々馴染みが薄かったようです。その設立経緯などを考えるとやはり銀行ほど日常性に富んでいたわけではないようです。住宅ローンを借りるべく労金を対象先に検討しようとすると制約もあります。このあたりの基本的な労金の仕組みと利用法について次回触れてみたいと思います。