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2008/12/3 水曜日 at 8:52:48

当日記ではサブプライムローン問題を何度か取り上げてきました(その最初はこちら)。この問題に対する私の視点は、終始経済活動当事者に求められる節度・高い倫理感からの見方です。

本日付日経新聞の経済教室欄には、「大恐慌分析、真の教訓 デフレ的金融政策は禁物 各国当局、格段の進歩 市場道徳の重要性、認識を」と題する猪木国際日本文化研究センター所長の論文が掲載されていました。その主張される中での最後の数節は、私的にはまさに共感するところ大です。共有すべく以下一部ではありますがそのまま転載してご紹介とします。

「公的資金」の投入は、その積極的対応姿勢には心理的なプラス効果が働くかもしれないが、果たしてどれほど大きな効果を持つのかは不明だという点だ。過去の金融危機では、どこの金融機関がどのような不良債権を抱えているのかをある程度判別できた。しかし今回問題になったサブプライムローンの場合、低所得者向けの住宅ローンが債権として金融機関で証券化され、商品として販売されている。種々の債権を組み合わせた証券化商品のリスクは、専門家でも計算できないほど複雑な商品になってしまった。こうした「質」のわからない商品を、格付け機関が与えるスタンプを目安に取引をするのが常態となっていた。

ここには、一般の財の取引でいえば「詐術」と見紛(みまが)うような、道徳的な問題が伏在している点を見逃してはならない。今回の経済危機の裏で市場道徳の退行が進んでいたとすれば、今次の金融危機は、単に公的資金の投入という弥縫(びほう)策だけで完全に乗り切るのは難しいことになる。質に関する劣悪な情報を背景とする市場取引が早晩崩壊することは、経済理論の教えるところであった。正義や正直といった徳が、実は市場自体の存立の大前提であったことをわれわれは再認識させられたのである。


2008/12/2 火曜日 at 14:30:21

信託4行の12月の住宅ローン金利の店頭表示金利、優遇措置内容は、以下の通りです。前月と比較して変動ものが0.2%引き下げられています。日銀の利下げを反映したものです。但し、三菱UFJ信託は変更していません。MUFGとしての足並みを揃えたのでしょうか。そうであれば12月中旬頃に優遇策等での手当てがなされるのでしょうか。
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モーゲージバンクの12月住宅ローン金利は、以下の通りです。
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ネット銀行等は、以下の通りです。ソニー銀行は11月中旬に12月適用金利を公表しています。11月は緊急首脳会合が開催された15日までの前半が短めのものが上昇した時期で、会合後は一転下落傾向となった月です。よって、ソニーの7年目ものまでくらいが高く設定されていて、下旬に決めた住信SBIネット銀行との基準金利の差がさらに開きました。
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2008/12/1 月曜日 at 22:15:37

12月の大手4行の住宅ローン金利は、引き下げられました。11月に続く2か月連続です。
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10月31日に日銀の利下げがあり、三菱東京UFJを除く3行の変動金利が0.2%引き下げられ(実施時期は各行別れた)2.675%となりました。三菱東京UFJは、据え置きですが、12月中旬から優遇幅を0.2%拡大して適用水準は結局4行同一となります。
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ところで、基準金利となる国債利回りは11月上旬は上がり歩調でしたが、中旬以降の下げがきつく今月の下げにつながったと思われます。緊急首脳会合後の金融市場は、やや落ち着きを見せてきているように思います。この先の展開から目を離せません。
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at 9:29:21

サブプライム関連保険 損保ジャパン、譲渡検討 今後の損失拡大防ぐ ―今朝の日経新聞3面に掲載された記事の見出しです。記事は、同社が保有する9月末保証残高約27百億円のうち、下期に7百億円の損失を計上して今期中に損失を1千億円見込、更に持参金つきで保証保険契約を第3者に引き取ってもらう計画というもの。買い手が見つかるかどうか不透明だと指摘していました。

同社の保証保険問題については、過去2回にわたってここでも取り上げました。1回目はちょうど1年間前(こちら)です。かつて損保各社が保証保険事業で経営的に痛い目にあった学習効果が経営に活かされていない。時間の経過が過去を忘れさせ、今日的状態の中では問題になることはないだろうとリスクに真摯に向き合わなかったことが同じ轍を踏んでしまったと思わず声に出したのでした。2回目は半年前(こちら)です。同社が保証保険事業から撤退を決めたと報道されたことに対して、2度あることは3度ある、と経営としての軸がブレルことのないよう期待する声を発信しました。

さて今朝の報道から、同社は早く保証保険関係をB/Sから外してしまいたいとの意識が強いことを感じます。持参金つき売却をしてでも同社グループ以外の第3者が引き取ってくれるのがベスト。次善の策は、連結B/Sにオフの先が引き取ってくれたらベター。これらがダメなら単体B/Sから少なくともオフにしたい。とうシナリオが見えてきます。経営者の当事者意識がどうも感じられません。

私の手元に27年前に書いたセピア色の「部長挨拶原稿集―資産運用者としての心得」なるものがあります。入社して10年経過した当時の小生が、我が国トップ生保の与信調査マンとして5年6か月、与信担当者として3年経験したことをベースにして、当時の部長が行う全国規模の社内会議等でのスピーチのライター役をした時の原稿控え集です。

それをひも解くと、挨拶の冒頭は、資産運用の基本精神から始まります。①資産運用の安全性に責任を持つ、②長期的観点での運用姿勢を心掛ける、③社会性への配慮を忘れない、この3点が基本として挙げ、これに有利性(収益性)・弾力性(多面的な思考)・総合性(取引関係も視野に)を加味して運用することが大切である。そして、資産運用の安全性ではこう触れました。生保会社が潰れるときは、資産運用の不健全さが原因となる場合が多いので、資産運用担当者は責任を持って健全な運用を心掛けるよう努めてほしい。更に、取り扱う金額が巨額であり、金銭感覚がマヒしないよう心掛けてほしい、とも。

27年後の今日、改めて読み直してみても少しも色褪せたことは言っていません。それどころか今問い直されなければならないのは、まさしくこうした資産運用者の当事者意識を持った基本精神の立て直しではないか、そんな気さえ強くします。


2008/11/29 土曜日 at 21:28:53

海外ロングステイ・国内デュアルライフフェア2008(主催:財団法人ロングステイ財団、日本経済新聞社 後援:経済産業省、国土交通省、総務省、農林水産省、日本旅行業協会)が東京ビッグサイトで開催されました。僅か一日だけの開催。いくつかのセミナーが予定されていて事前に希望者を募っていましたのでいくつか応募していたのですが、OKが出たのは一つだけ。それも午後4時からとセミナー時間帯の最終回のものという結果から、反響の大きさをある程度事前に感じてはいました。実際、会場を訪問してみて吃驚!!会場は、シニア層の二人連れを中心に、中には若い人もいましたが、大勢の人たちで混雑していました。狭い会場(ビッグサイト会議棟)ではありましたが、出展各ブースの椅子は質問者で埋まっていましたし、立って説明を聞く人もいて場内を歩くのも一苦労といった状況でした。

私は、国内デュアルライフの実践者の一人としてフェアは大いに関心あるテーマですし、住宅ローンアドバイザーとしての機能発揮のための情報収集も兼ねていました。が、会場の熱気の凄さに圧倒された感じでありました。改めて関心の高さを再認識した次第です。