6月の都銀4行の住宅ローン金利は、下表の様に発表されました。

ポイントは、次の3点です。
①変動金利と固定期間3年ものまでは5月水準に据え置き、5年もの以上が一部を除いてー0.050%引き下げられました。
②引き下げは、5年と7年ものは4行とも引き下げ、10年もの以上はりそなを除く3行が引き下げられました。
③この結果、据え置きとhした変動金利と固定期間2年~7年までの金利水準は、4行横並び同水準となりました。
これを受けて各行の引き下げプラン反映後の適用金利水準は、以下の通りです。

前5月の改定時は、みずほのみ10年以上をー0.050%引き下げただけで、他の3行は据え置きだった。その時と比較すると、今月は引き下げに各行の足並みを揃えたと言えなくはない。以下に見るように、長期金利の月間変動幅は、-0.020%と狭かったのを受けてのことを考え合わせると、である。
引き下げの背景となった長期金利の動向は、下図のような軌跡を辿った一ヶ月間である。

一カ月を通して見ると、5月6日1.270%でスタートし、11日に1.315%まで上げた後は、多少の上下を繰り返し、25日に1.190%まで下げた後、結果前月末比-0.020%の僅かなさげになった5月であった。
長期金利がー0.020%の下げにも拘わらず、都銀各行は5年もの以上をー0.050%の下げをした。いわば基準金利の下げ以上だが、これは金融経済状況全体を眺めた時の大きな流れと先行きを読んだ上での”調整”という経営の恣意性を含んだんものと見ている。この”逆調整”はどこかの場面で必ず行われるものと考えておくべきであり、この意味において住宅ローンを借り入れるタイミングで運・不運は、常に付きまとうものと考えておかなければならないと考える。
また、変動金利と固定期間3年ものまで据え置いた背景を考えておきたい。下表は、スワップレートの推移を見たものである。

SW1年~4年ものまでは、この一ヶ月間で+0.002%(4年もの)~+0.115%(2年もの)上昇したのに対し、SW5年もの以上は下落している。これを反映してのことと見て差支えないと考えている。
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