2010年5月の都銀4行の住宅ローン金利は、下表の通りである(三井住友銀行はHP上の金利が4月適用分のままで5月適用分への変更が未済=2010年5月2日正午現在)。

一覧すると、みずほの10年以上が最少の引き下げが行われたのみ。全体として4月に続いて平穏(?)な住宅ローン金利の動きのように見える(4月の動きはこちら)。
各行の引き下げプランを適用した場合の適用金利は、下表のようになる。

更に、20年を超える超長期固定金利は、次の通り。

全体としてみずほの動きが目立つのは、例月のこと。経営方針としての住宅ローン貸出取り組み方針に拠るところ大と見ている。同行の引き下げは4月に続いて2カ月連続。遡って2月~3月を見ると、みずほ以外の3行が据え置きを決めた時同行のみ引き上げた経緯が見られ、その調整とも見られなくはない(逆に、据え置いた3行の動きがマーケットの動きと乖離した経営の意思が色濃く出ているとも言えるのかもしれない)。
今月の住宅ローン金利改定の背景となった長期金利の動向を見ると(下図)、少なくとも引き下げがあってもおかしくない状況ではあった。

長期国債の変動は、基準日ベース(3月31日→4月30日)で▲0.115%下落した。月中の動きは、初旬上げ、10日頃からほぼ一本調子に近い形で下げた。
この動きに近い形を辿った時期を遡って調べてみると、2009年9月がある。長期金利は当時▲0.110%下げた(7月31日→8月31日)。今回同様初旬に上げ、その後月末まで一本調子で下げた。9月の住宅ローン金利は、固定期間7年以上もので各行とも引き上げたのである。主宰は、逆行する住宅ローン金利の改定であると当日記で指摘した。
更に遡ると2008年9月改定時がる。長期金利が▲0.125%(7月31日→8月29日)下げて、各行揃って固定期間10年ものまで▲0.150%下げたことがある。
前4月改定時の変動が見られなかった動きを、流れの中での据え置きであり、丹下つだけとらえての上げ下げを断定的にコメントするのは的確ではないというスタンスに変わりはない。調整は近いうちに必ず行われると見ている旨指摘した。
今月の動きが調整かどうかは別にして、結果として4月とは逆の据え置きをしたという意味において”調整”したと言えなくはない。引き続き、各行の動向に留意して見ていくことにしたい。
◆◇◆ブログ「後悔しない住宅ローンの借り方&返し方@住宅ローンアドバイザー」を始めました。覗いてみてください◆◇◆
この記事にはまだコメントがついていません。

