昨日、フジテレビ(東京地区)放送の特ダネ(9時~)の中の特捜エクスプレス「ローン地獄破綻続々 ゆとりローンの問題点」なる番組を視聴しました。このゆとりローンについては、以前当日記でも取り上げたNHKをはじめTBS等も取り上げており、内容的には大同小異ではありましたが、言葉遣いのほか事実関係を正確に把握して番組制作がなされていた印象です。
このところ俄かにフォーカスが当たった感が強い「ゆとりローン」。なぜ今なのか?については、ゆとりローンの当初適用金利が史上最低の2.0%が1998年10月16日から12月27日までに申込んだ契約に適用され、その数が多数に上った(延べ64万人と同番組)からです(当時、公庫ローンは申込時点の金利が適用される仕組みでした。この点現在は、融資実行時点の金利が適用されます。商品の仕組みが基本的に異なります)。そのローン金利が実行後11年目以降倍の4.0%に引き上げられることになり、返済に窮する人たちが増えるのではないかと問題視されて取り上げられているのです(現在でも同様な仕組みの住宅ローンが出回っていますので注意する必要があります)。
でも、何故このようなゆとりローンが考え出されたのでしょうか?その時代背景なり、我が国の住宅政策なりを振り返っておくことは、これからの住宅政策問題を考えていく上で肝要なことです。また、住宅金融公庫を引き継いだ独立行政法人住宅金融支援機構が推進している【フラット35】では同様の問題は起こらないのか?等々を考えていく上でも有意義なことと考えます。
「ゆとりローンは国策による日本版サブプライムローン」(東京財団石川研究員)と指摘されたゆとりローンとは、H5年からH12年まで続けられた公庫の償還制度の適用を受けた公庫ローンのことです。S54年に新設されたステップ償還制度に続く住宅金融公庫の返済制度として当時「政府が例年以上に力を入れた」(1993年3月8日日経新聞)公庫改革の目玉の一つだったのです。H5年からH12年に廃止されるまで7年間続きました。これが問題となっているのは実はもっと別の基本的な問題があったのです。
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