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2007/11/11 日曜日 at 11:20:12
Posted by eiji in 住宅ローン

前回サブプライムローン問題について触れてから一ヶ月が経ちました。この間の動きを拾ってみると先ずお膝元の米国からは(日経新聞報道ベース):-

10/15:シティ、7-9月期純利益57%減。10/24:メリル、評価損拡大7-9月9000億円。10/26:カントリーワイド、7-9月期1300億円赤字に転落。11/6:GM4兆5千億円費用計上・サブプライムで収益悪化。11/7:モルガン、37億ドルの損失計上・10月末サブプライム関連で。

米国以外の海外からは:-

10/30:スイスのUBS、サブプライムで評価損4100億円・7-9月期。11/1:クレディ・スイス、7-9月期31%減益・サブプライム損失2200億円。 

国内からは:-

10/15:野村、損失1456億円・1-9月。10/26:みずほ証券、9月中間最終赤字270億円。10/26:三井住友FG,9月中間純利益下方修正・サブプライムなどで。10/27:みずほコーポ銀、LBO融資で9月中間期評価損250億円。

目をむくような大きな損失額が並んでいますが、元を質せば個人の住宅ローンの積み重ねた結果の数字です。ローンの債務者の信用力が低い人向けだった故であり、これを承知で証券化し、群がった投資家がどれだけ意識していたかは別問題です。成るべくしてなった、歴史は繰り返すといったところでしょうか。

ところで関係金融機関などの損失額はもう増えないのでしょうか?問題の峠は越えたのでしょうか?答えは「否」です。これから未だ評価損などの追加処理計上のニュースで報道されることが現状では十分に予測されます。その見方を触れておきたいと思います。

サブプライムローン関連証券の取引価格を映すABX指数があります。これはサブプライムローン担保証券のリスク指標になっている信用デリバティブ指数であり、サブプライム住宅担保証券(MBS)20銘柄のクレジット・デフォルトスワップ(CDS)から算出されているものです。

もっとも安全性の高い債権を集めたトリプルA格の証券、信用の劣るダブルA格、さらにシングルA格やトリプルB格などの指数を見ることができます。上記金融機関の評価損のベースにこの指数があります。9月末頃にはAAA格は95前後、AA格は87~88程度、BBB格は40前後でしたから、上記の評価損はおおよそこの水準前後で計算されています。現在ではこれがどうかというとAAA格が足元70程度(24%ほど下落)、AA格は同じく40を切る水準(55%ほど下落)、BBB格は20近い水準(半減)です。

9月末の評価損は、サブプライムローンの中でも取り分け信用力の低いBBB格の下落(次のグラフ参照)がもたらしたものであったものが、

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10月以降は未だましなサブプライムの筈だったAAA格、AA格ものの急落が目を覆うばかりです(下のグラフ参照)。これが12月末の四半期決算での評価損の追加処理となって報道されることが予想されるのです。もっともこれから12月末までに劇的に回復でもすれば話は別ですが、残念ながら期待できる要素は見当たりません。引き続き動向を注視していきたいと思います。

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